レーザー加工

Etcher Laserのメンテナンスをやってみた。レーザーの出力が落ちた?と思ったら試すべき3点をご紹介。

どうも、としさるです。

 

Etcher Laserを購入してからかれこれ1ヶ月くらい経過しました。ほぼ毎日使用していくうちにあることに気が付きました。

 

「レーザーの出力落ちてないか?」と。。。

 

といいますのも、これまで厚さ2.5mmのMDFボードを切断するのに以下のパラメータで加工していましたが、最近完全にカットできなくなってきたのです。

 

レーザーの出力 …100% (3.5Wタイプ)

加工スピード …300mm/min

加工回数 …10回

 

Etcher Laserに限らず、ダイオードレーザーを使用したレーザー加工機のレーザーモジュールは消耗品であることは理解していますし、加工時間についても公式サイトの仕様に記載の「連続使用時間:1時間未満」は厳守していましたので、レーザーの劣化にしては早すぎるなと感じました。

 

そこで一度レーザーヘッドを始めとしたEtcher Laser全体のメンテナンスを実施してみようと思いその備忘録も兼ねて記事を執筆しました。

 

~目次~

1.レーザーモジュールのメンテナンス
2.加工ベッドのメンテナンス
3.Etcher Laser内部の清掃

 

1.レーザーヘッドのメンテナンス

 

まずは一番レーザーの出力に影響がでそうなレーザーヘッドから着手しました。レーザーヘッドとはこれです。フレキシブルケーブルのコネクタで接続されていますのでこちらを慎重に取り外します。

 

上手に取り外せたら早速クリーニングしていきます。といっても難しいことはなく、中心のレンズ部分をきれいにするだけです。構造上、どうしても紙や木材の加工をすると煤(スス)が生じてしまい、それがレンズに付着することでレーザーの照射効率が低下してしまいます。

 

公式サイトにはアルコールを含まないレンズ用クリーナーを使用するように記載がありました。私の場合はメガネ用のクリーナーとクロスを使用してレンズ部の清掃を行いました。この時、素手でレンズ部を触れないように注意しましょう!

 

 

 

 

 

2.加工ベッドのメンテナンス

 

次は加工ベッド(加工する材料を置く場所のことです)のメンテナンスを実施します。実は私が購入したEtcher Laserは中古品だったのですが、前ユーザーさんの加工による「ヤニ」が付着した状態でした。それでも加工には問題ないかなと思い、まずは色々加工したかったためそのままテスト加工を初めてしまいました笑

その後、私の加工でも加工ベッドにヤニが結構ついていましたのでこれを機に一度掃除しようと思います。

ちなみに現状はこんな感じでございます。

 

こちらの清掃にはアルコールを含んだウエットティッシュで拭くようにと公式サイトに記載がありました。さっそく市販のアルコールウェットティッシュで拭いてみました。

結構きれいにはなりましたが、まだまだ汚れが目立ちますね。。。特に濃く残っているのは前ユーザーさんの残りヤニでした。爪先でこすると落ちることは落ちるのですが、非常に大変です。これは別途取り外してコンパウンドのようなもので磨き上げようかなと思っています。手軽にメラミンスポンジを試すのもありかもしれませんね。

 

3.Etcher Laser内部の清掃

 

最後におまけでEtcher Laser内部のお掃除をしました。というのも先日試しに細かい切り絵をしてみたのですが、その時に細かい切かすが大量にでてしまいました^^;

 

これはシンプルにハンドクリーナーで吸っておしまいです。この時注意するのはカメラキャプチャ用のマーカーを傷つけないようにすることですね。このマーカーを傷つけてしまうとキャプチャする時にエラーが出てしまいますのでお気をつけください。

 

 

以上、Etcher Laserのメンテナンスについて簡単にまとめさせていただきました。これで試しにテスト切断してみましたが、出力も復活したように感じました。もし同じように購入したばかりで出力低下を感じている方は面倒かもしれませんがメンテナンスを一度しっかりとやってみてくださいね!

 

それではまた!